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レントゲンって本当に必要ですか?

そうです。単純レントゲンのお話です。

整形外科外来で、骨は大丈夫なはずなのにレントゲンを施行し、
整形外科医師:”骨は問題ないですねー。薬を出しておきますよー”
患者:”わかってるちゅーねん!レントゲン料金返せ!!”
というのはありがちな整形外科外来のシーンかと思います。わりと患者さんの希望でレントゲンを柔軟に施行しない場合もありますが、病院の方針でレントゲンを施行する場合もあります。

どうして整形外科で単純レントゲンをとるのかというと、医学的な観点からは、”単純レントゲンが整形外科の基礎”だからです。ことに骨のレントゲンに限っては放射線科の先生より我々整形外科医の専門分野となります。

 単純レントゲンはからだの部位によって整形外科医が見るポイントがある程度決まっていて、ほとんどの整形外科医はトレーニングを受けてきています。私自身外来すべてのレントゲンを毎朝スタッフ全員でチェックする病院や、毎週術前術後のレントゲンをすべてチェックする病院、などで研修を受けてきていますので、私自身の整形外科医の仕事(特に診断)は単純レントゲン読影が基本になっていると思います。

 基礎になっているからといって必ず必要なの?というと、”骨腫瘍を見逃してはいけない”というユニバーサルな理由もありますが、でも原発性骨腫瘍なんて一人の整形外科医が外来で見つけるのは生涯で1人2人というお話なので、そのために年間2000件近いレントゲンを取るのかどうなのか。あまり妥当ではないのかもしれません。正直かならずしも必要でない場合も多い気がします。まぁ所見がないことも立派な所見ですので、まったく意味がないということはないのですが、、

 あとはコスト的なお話になります。レントゲンを施行すると保険で一定の額の料金が発生します。つまりは売り上げのためにレントゲンを施行する場合もあります。私の見聞きした中でかなりあこぎだったのは、週に2回通院させてレントゲンをとる整形外科開業医です。(ほとんどの骨折のレントゲンは大概週に一回が関の山です。)こういうことすると本当に信頼失いますので、開業医の先生きをつけてくださいませませ。

それではレントゲンはやっぱり必要ないの?というと、”やっぱり必要です。”

 昨今、腰椎では転移性骨腫瘍があるのに見逃したらやっぱり後味悪いですし、思いもよらない骨折は日常茶飯事です。(多くの突き指は骨折してますね!)単純レントゲンをとって重要な所見がないことのほうが珍しいですので、そこまで単純レントゲンを嫌がらなくてもいいと思います。なにも所見がなかったら、所見がないことが大切な所見になります。

それでも今回は本当にレントゲンいらないなと思うときは、
”悪い病気がわからなくてもいいから、痛みが続いたときにレントゲンをお願いします。”
というと、ほとんどの整形外科の先生はレントゲンを初回にとらないことに納得してくれると思います。

 でもまぁ、個人的にはレントゲンより診察のほうがよっぽど大切なのに、どうして診察がないがしろにされているかというと、国が指定する保険の診察料金は700円足らずなので、保険医療の中で診察そのものがないがしろにされているから、というのが一番大きな理由かなと思います。700円じゃ15分診察したらさっぱり赤字になってしまって経営が成り立たないんですね。ですから、診療スタイルとしては、レントゲンをすこし余分目に採る分、そのお金でしっかり時間かけて診察をするほうがよいのでは?と思ったりもします。

まぁしっかり診察してくれる先生がいい先生というのはあながち嘘ではない!と思います。

今後ともよろしくお願いいたします!
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テーマ : 肩こり・腰痛など・・ - ジャンル : ヘルス・ダイエット

Tag : 整形外科 腰痛 整形外科医 レントゲン 診察

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